タイヤの空気圧が自然空気漏れによって低下するのは、空気がタイヤのゴムから抜けていくからですが、
空気に比べ、窒素ガスはゴムの透過率が低く空気が抜けにくくなります。もともと空気の約78%は窒素ですが、タイヤに入れる空気を窒素100%に近づけることで、
空気圧が低下するのを防ぐことができるのです。タイヤに窒素ガスを充填するのは、新車を販売する際の乗用車のタイヤに対してよく行なわれていますが、
その他、安全性を追求する航空機のタイヤや走行性を重要とするレースカーのタイヤなどにも、
窒素ガスが充填されています。